牛久大仏を背景にした記念写真
2026.05.15 / GB350 Touring

おぢ達が行く
牛久大仏・筑波山 日帰りツーリング記録

近場でも、仲間がいて、飯がうまくて、道が気持ちよければ旅になる。牛久大仏、筑波山神社、とんQ、そして風呂。おじさんにはおじさんの濃い一日がある。

今回の行程

5月15日。仲間2人と、牛久大仏から筑波山神社を回る日帰りツーリングへ。集合場所は、千葉県柏市の「道の駅しょうなん」。手賀沼近くにある道の駅で、公式情報では営業時間は9時から18時。今回は8時集合だったため、まだ開いていなかった。

08:00道の駅しょうなんに集合
寒さから逃げるようにコメダ珈琲店へ。あんバタートーストを喰いながら雑談。
10:20牛久大仏に到着。大仏内部を拝観。
12:00牛久大仏を出発し、筑波山神社へ。
13:20筑波山神社に到着。参拝、おみくじ、厄割り。
14:40とんQでロースかつ定食。
夕方つくば温泉 喜楽里 別邸で汗を流して解散。
沼南の朝

朝の集合。寒さとコメダ珈琲店

5月とはいえ、朝の空気はまだ冷たい。バイクで走ると、薄い寒さが服のすき間から入ってくる。8時に道の駅しょうなんへ集合したものの、施設はまだ開いていない。そこで、朝飯がてら近くのコメダ珈琲店へ避難した。

あんバタートーストを喰いながら、話題はセキュリティと株へ。休日の朝に、バイク仲間とコーヒーを飲みながらそんな話をしている時点で、もう十分におじさんの休日として完成している。思いのほか話が弾み、店を出たのは9時過ぎだった。

旅の始まりは、走り出す前の雑談でだいたい決まる。今回は、その時点ですでに勝っていた。

性格の違う3台で走る

GB350、隼、ホーネットの3台

今回集まったのは、GB350、GSX1300R 隼、そしてキャブ車のHORNET。3台とも性格がまるで違う。

GB350は、景色を味わいながら淡々と進む旅の相棒。隼は、言うまでもなく高速巡航の怪物。そしてキャブ車のHORNETは、今の電子制御のバイクとは違う、生き物のような機械感がある。

速さも思想も違う3台が、同じ目的地へ向かって走る。バイクはそれぞれ違っていい。むしろ違うから面白い。

牛久大仏。近くで見るとマジで馬鹿でかい

牛久大仏

下道は空いていて、実に快適だった。10時20分、牛久大仏に到着。公式情報では、牛久大仏は高さ120m。1995年に「青銅製仏像」として世界一高いものとしてギネス世界記録に登録されている。エレベーターで地上85mの展望台まで上がれるというのも、普通の寺社巡りとは明らかに違う。

駐車場には往年の名車が並んでおり、まずそこで一盛り上がり。仲見世を通り、大仏へ向かう。遠くからでも大きいが、近くへ行くと感覚がおかしくなる。「でかい」では足りない。建物ではなく、空に立っている巨大な仏だ。

大仏内部の拝観も印象的だった。最初に暗い部屋へ入り、ナレーションが流れる。寺に来たはずなのに、少し遊園地のアトラクションのようでもある。その後、エレベーターで上部へ向かい、仏陀や仏教の世界に触れる。

公式案内によると、胎内は写経、展望、建立までの資料展示などを含む5層の空間になっている。約3,400体の胎内仏に囲まれた「蓮華蔵世界」もあり、外から見た巨大さとは別の厳かな空気があった。

大仏ソフトの看板大仏ソフト

拝観後は、名物の大仏ソフト。25センチあるらしいが、この日は気温が上がってきたせいか、そこまで直立はしていなかった。それでもボリュームと味は十分。旅先のソフトクリームは、なぜかいつも正しい。

御朱印帳に寺と神社を混ぜる覚悟

牛久大仏の入口で御朱印をいただいた。もともとは神社用の御朱印帳だったが、ここで覚悟を決めた。寺と神社を混ぜる。

厳密さを気にし始めるときりがない。旅の記録として、自分が行った場所を一冊に刻む。それでいい。むしろ、その方が自分の旅らしい。

筑波山神社へ。おみくじと厄割り

12時に牛久大仏を出発し、筑波山神社へ。この区間も下道だったが、道は空いていて快適だった。13時20分、筑波山神社に到着。

筑波山神社は、公式情報によると三千年以上の信仰の歴史を持つ霊峰・筑波山を御神体と仰ぐ古社。境内は中腹の拝殿から山頂を含む約370ヘクタールに及ぶという。山そのものを信仰する場所だけあって、境内には観光地というより、土地の重みがある。

筑波山神社の社殿

参拝後はおみくじ。結果は、俺だけ小吉。仲間2人は大吉。こういう小さな敗北が、旅の記憶を濃くする。

おみくじ

その後、厄落としのために厄割りへ。300円で厄玉を購入し、厄石に向かってぶん投げる。玉が割れた瞬間、理屈ではなく、気分として少し軽くなる。

厄割玉

途中で見つけた「宇宙の卵」も妙に良かった。こういう謎めいた名所に、いい年をした大人が素直に反応してしまう。バイク旅は、おじさんが少年に戻る装置でもある。

石卵

とんQ。キャベツとご飯の無限地獄

とんQのロースかつ定食

腹が減ったので、つくば名物として知られる「とんQ」へ。14時40分に到着したが、昼過ぎにもかかわらず店内は混んでいた。人気店は時間を外しても強い。

3人ともロースかつ定食を注文。公式情報では、とんQは「とんかつ・ご飯・味噌汁・キャベツ・お新香」の五品すべてにこだわると説明している。さらに、ご飯・キャベツ・お新香はお代わり自由。

出てきたキャベツには、塩系と人参系のドレッシング。どちらもうまく、当然のようにキャベツをお代わりした。とんかつは衣がカリッとしていて、肉は柔らかい。油も重すぎない。そしてご飯もお代わり。

これは危険な店だ。うまい上に、キャベツとご飯が止まらない。

会計は一人およそ1,800円くらい。満足度を考えれば、かなり強い。走って、参拝して、腹が減った状態で喰うとんかつは、正直ずるい。

つくば温泉 喜楽里 別邸で締める

最後は「つくば温泉 喜楽里 別邸」へ。公式情報では営業時間は9時から24時、最終受付は23時。露天風呂、内湯、岩盤浴、休憩処などを備えた施設だ。

バイクで走り、牛久大仏で歩き、筑波山神社で階段を上り、とんかつで満腹になる。その後に入る風呂は、もう勝ちが確定している。

汗を流して、それぞれ帰路へ。今回はつくば方面という近場の旅だったが、内容はかなり濃かった。遠くへ行かなくても、旅は成立する。大事なのは、道と飯と仲間、そして最後に風呂があることだ。

まとめ

今回の旅は、前回の秩父・長瀞とはまた違う味があった。自然を味わうというより、巨大仏、神社、とんかつ、温泉を、仲間と一気に回る濃い一日。

若い頃のように無茶をしなくてもいい。近場をゆっくり走り、途中でくだらない話をして、うまいものを喰って、風呂に入って帰る。それだけで十分に満たされる。

バイクは、おじさんの最高のおもちゃだ。
そしてツーリングは、心のデトックスだ。

参考にした公式情報

道の駅しょうなん公式サイト、牛久大仏公式サイト、筑波山神社公式サイト、とんかつとんQ公式サイト、つくば温泉 喜楽里 別邸公式サイト